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2016-05-05

Webディレクターが一生使えるソフトスキルを身につけるため意識すべき3つのこと

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今回はWebディレクターという、いわゆるIT業界の中で「実際にコードを描いたりしてモノを作れる人ではない」なんとも中間的ポジションにいる人達のスキルアップについて考えてみました。

 

よくあるのは、文系の大学を卒業して、Webに興味があって、IT業界に入社した人は、訳もわからずいつの間にか「Webディレクター」というポジションになっている方、多いのではないでしょうか?

 

実際、私がそうでした。

この記事が役立ちそうな人

  • IT業界・Web系・事業会社のWeb担当で自社のWebサービスの担当
  • エンジニア・プログラマー・デザイナー等をまとめてWebサービスを作る・運営担当
  • そのWebサービスは無料・有料に関わらずマネタイズするサービス 

 

Webディレクターになった人って、絶対1度は悩むと思うのです。

「いや、私、プログラマーじゃないし・・・」

「いや、私、デザイナーじゃないからIllustratorとかPhotoshopとか使えないし」

「いや、私、ライターさんじゃないから記事書けないし」

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photo by:pixabay

 

「・・・結局、形にできる、作れる人がすごいだけで、私は何にもできない!なんのスキルもない!Webディレクターなんてただの人だ!ノースキル野郎だ!」

 

って。私も何度もそんな事を思いながら、必死にWebの世界で10年ほどあがき、転職も経験したわけですが、今感じるのは、Webディレクターはソフトスキル(コミュニケーション、リーダーシップ等)をいち早く身につけて、それをいかに他人に説明できるかが重要だということです。

Webの経験は転職等で求められますけど、Webの仕事経験あります!って言える人なんて星の数程いるわけで。でも実際一緒に働いてみると、ソフトスキルの違いで、仕事のデキが全然ちがいます。

 

じゃあ必要とされるWebディレクターになるにはどうすればいいか?

 「自分は仕事の中で、こういう考え方、働き方をして、このような結果を出しました」

 ハードスキルをもつプログラマー、デザイナー達より目に見えない「自分の力」をきちんと自信をもって説明できる人になること。だと私は思っています。

 

逆にこれができるWebディレクターはどんなプロジェクトについても、どんな会社に行っても、周りの信頼を得られ、動かすことができる。Webディレクターは自分でモノを「制作」しない分、「周りの人と一緒に作る力」が必要で、これが簡単なようで難しい。

 

もぅ、大変なんですよ、Webディレクターは。

 

1.誰よりも担当サービスの全部を知っている人になろう

身に付くソフトスキル:リーダーシップ

Webディレクターになったら、会社の中の1サービス、もしくは複数サービスの担当になると思います。まずは、担当サービすがどうやってできているか、全体感を把握しましょう。エンジニアじゃないから、フロントのことはわからないとか、どういうシステムや外注を使っているかわからないとかは関係ありません。

 

■意識してやること

  • どういうシステムで構成され、どの部署が関わってているかを把握(会員管理・課金・メルマガ等)
  • 改修や変更を行う時は、どこに影響がありそうかを把握
  • わからない事があったら躊躇せず担当者にきく、ほったらかしにしない

■結果

  • サービスの改善や大規模リニューアルをするとき、適切な担当者に適切な作業依頼ができるようになる
  • 「これ、2週間でやってください!」というような担当者からしたら無茶な依頼をしないようになる(作業負荷を予想できるようになるため)
  • 普段仕事で関わらない人とも積極的にコミュニケーションするため、人を動かすときにみんな付いてきてくれやすくなる

 

2.誰よりもユーザーのことを知り、会議で説明できるようになろう

身に付くソフトスキル:プレゼンテーション力

 これはWebディレクターにこそ、求められる力です。会社によってはWebプロデューサーがついていることもあるかもしれないですが、ディレクター=ただみんなを調整してスケジュール通りプロジェクトを進める人から一歩抜けるために、絶対必要なスキルかと思います。

 

■意識してやること

  • 担当サービスのユーザー層の把握(男女比、地域等の基本データ)
  • 基本数値の把握(PV、UU、売上等)
  • 人気コンテンツの把握(閲覧数、ダウンロード数)
  • ユーザー行動の傾向の把握(課金単価が高い、訪問頻度、滞在時間等)
  • ユーザーアンケートやお問い合わせはちゃんと読む
  • これらを頭に感覚としてしみ込ませ、会議で質問があったとき即答できるようにしておく

■結果

  • ユーザーの求めているコンテンツを予想できる力がつく
  • サービス改善や大規模リニューアルで優先すべきこと(ユーザーが求めているもの)を判断できる力がつく
  • 会議で上層部から質問があっても、コイツはわかっていると一目おかれる(意外にサービスをきちんと把握できている人は少ない)
  • 上層部から無理難題の変更を求められた場合も、それがふさわしくない理由を理論的に説明できるようになる

3.Webサービスは本当に沢山の人が関わって、できている事を知ろう

身に付くソフトスキル:コミュニケーション力

会社で運営するWebサービスは、制作に関わっている人だけでできている訳ではありません。

例えば

掲載、販売コンテンツ:営業担当

プロモーション:広告宣伝担当

売上の決済処理:経理担当者

利用規約:法務・知財担当者

リスク管理:渉外担当  ・・・などなど。

普段自分が関わっている人以上に、間接的に関わっていることを常に意識しましょう。そうすれば、法務に連絡を忘れていて、大変な問題になってしまった、営業的に重要な案件だったのに、ないがしろにしてしまった等といった失敗が無くなります。

 

■意識してやること

  • 些細な依頼する時も、メールより電話、電話より対面
  • 影響がなさそうに見える部署にも一応早めに確認をとる
  • 仕事を手伝ってもらったら、当たり前ですが感謝

■結果

  • 自然とコミュニケーション力が身に付く
  • 普段自分の範疇でない部分の仕事のリスクや負荷を把握できる(そのため、無茶な依頼をしたりして嫌がられることが少なくなる)
  • 自分の担当外サービスの事を教えて貰ったり、他社の状況を教えて貰ったりできる(これらの人は横串的にサービスに関わっているので情報屋である事が多い)

 

まとめ

結局、簡単に言ってしまうと、リーダーシップ、プレゼンテーション、コミュニケーションなんですが、これらは、「よし、リーダーシップ力つけるぞ!」で身に付くわけではなく、普段の何気ない仕事の取り組み方で身に付くもの。

 

要は意識してやるか、意識しないで日々を過ごすか。

 

これらを継続していくと、3年以内には結果がついてくると思います。

 

だって誰よりサービスや、ユーザーを把握して行動してきて、結果がでない訳が無いんです。そしてその小さな成功体験を、他人に語れるようにしましょう。

「自分は仕事の中で、こういう考え方、働き方をして、このような結果を出しました」

 

この他にもプログラムやデザインの基礎を勉強するとか、プレゼン資料を見やすく作るスキルとか身につけることは沢山あると思いますが、上記3つの経験を自分が自信を持って語ることができれば、今の会社を飛び出しても、どこに行っても通用する人になれているはずです。

 

なんだかクソ真面目で長い記事になってしまいましたが、どこかの誰かのお役に立てれば幸いです。

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www.gakoara.com

 

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