toggle
2016-05-17

Awesome City Clubがクラウドファンディングで2ndシングルリリース!バンドはネットをどう使う?

Share

Awesome City Clubが2ndシングル「Don’t Think, Feel」リリースのクラウドファンディングプロジェクトを成功させました。

f:id:gakoara:20160517230136p:plain

目標金額200万円に対し、獲得512万2,000円(達成率256%)

2016年4月15日〜5月17日迄の約1ヶ月の募集でこの結果は成功ではないでしょうか。

camp-fire.jp

 

クラウドファンディングでお金を明らかにするのってどうなの?

特に音楽の様なアーティスト活動の場合、お金を全面に出すクラウドファンディングってどうなんだろう?ダサくない?そういう考え方もあると思います。

realsound.jp

メンバーのインタビュー記事を読んで、なるほどなぁと。

マツザカ:実際は受注生産の直販売という形に近いものを、体験とセットで提供させていただいているだけなんですよね。最初は「メジャーフィールドにいるのに、なんでお客さんから制作資金をもらうんだ?」という意見もありましたし、バンド界隈でお金の話をするのは中々良しとされていないのですが、実際に自分たちでマネタイズするのが苦手で、苦労している人たちはいるわけで。そんな風に、今までの形式でお金を稼ごうとするとうまくいかない人たちが、苦しくならずに済むかもしれないプラットフォームだなと僕は思っていますし、結果的にそのバンドが生み出す音源や体験を欲しがっている人に届けることができるわけなので、罪悪感を持つ理由もないんじゃないかなと。

 ちゃんと、ファン要求に応えたクラウドファンディングの出し方であれば、クラウドファンディングって逆にファンの「私が育てた感」を醸成できるプラットホームではないでしょうか。

Awesome City Clubのファンとの「体験」の売り方

面白いのが、今回のクラウドファンディングでの商品ラインナップ。

・CDシングル 1500円

・CDシングル+カセットテープ 3000円の他

・6/22発売の3ndアルバム『Awesome City Tracks 3』のハイレゾ先行視聴会&メンバーとの懇親会 3000円

・CDシングル+カセットテープ+DVD+メンバーatagiとカラオケ 30,000円

・CDシングル+カセットテープ+DVD+メンバーPORINとランニング&ランチ 30,000円

その他、ワンマンライブ後のアフターパーティー招待やメンバーとの女子会、あなたの為だけのライブ、1日限定マネージャー体験、1日限定メンバー加入 etc,…

 

アーティスト(演奏)とファン(聴く、見る)の関係性を飛び越えるような、スペシャルな体験ラインナップばかりです。

CD販売って大抵のファンとの交流は、インストアイベントに行って買ってサインしてもらう、数枚買ったら握手、チェキ、もっと買ったらイベント招待・・・そんな定型になっちゃってるんですよね。ファンだから買うけど、別にそれ以上ないっていうか。

 

CDを販売すること自体がファンとのイベント、ファンと一緒の「体験づくり」になるようなクラウドファンディングの使い方、上手いと思いました。

 

余談ですが、「赤提灯で斎藤マネージャーと酒場放浪&人生相談 50,000円」とかどこの誰が買うんだよ!って思ったら売れてました。

これもクラウドファンディングの面白いところですね。

 

資金獲得してからがクラウドファンディングのスタートである

CDはどうしても販売店や売って終わってしまいます。発売初週はオリコン1ケタに入るようなアーティストでも、2週目には10数位、3週目にはもっと下・・・順位下がってきたところで、ストリーミングサイトにでも出しますか、という感じで、悲しいかな特にCDシングルなんかはすぐに世間から忘れ去られる存在かと思います。

 

クラウドファンディングは、資金獲得後、ユーザーに商品を届け、届いた商品をユーザーが使い、SNSやブログに共有したりして次の評判へと繋がっていきます。

 

今回のAwesome City Clubのプロジェクトでは、ワンマンライブの後のアフターパーティーだったり、メンバーとのカラオケだったり、それぞれ長い期間をかけて、CD+ファンにとっての特別な体験を提供し、きっとSNSを中心に拡散していくのだと思います。

 

ファンクラブに一律5000円払って、3ヶ月に1回「この写真、ネットでも見た事あるやん」て会報誌が送られてくるよりも、特別な体験ができる方が、ファンにとってアーティストとの価値のある繋がりだと思います。

  

CD販売という形式は維持しているけど、新しい販売方法やマネタイズにチャレンジする・・・こういう事を私も実際にどんどん試していかないとなと思った次第であります。

Share
関連記事