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2016-06-11

TBSラジオポッドキャストの終了に思うプラットホーム選びとコンテンツ力の重要性

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TBSラジオがポッドキャストを終了し、ラジオクラウドという新サービスに移行しました。

TBSラジオ面白いですよね。私は学生時代ラジオっ子でハガキやFAXを送ったりして景品を貰っていたんですが、社会人になって東京に出てきて、TBSのJUNKラジオを聴いて、「東京にもこんな面白いラジオ番組があるんや!」と感動したものです。時々ポッドキャストもダウンロードしてiPhoneで聴いていたのですが、電車の中でニヤニヤしてしまって・・・・完全危ない人です。

tbsradiocloud

このような人気コンテンツが、配信終了に至った理由はなんでしょうか?

月間300万ユーザーなのに広告が売れないコンテンツ

ポッドキャストはあくまでもAppleのプラットホームの中の配信です。各番組はラジオの延長コンテンツとして、放送終了後に収録されています。
ポッドキャストの難点はポッドキャスト自体のダウンロード数しかわからない。つまり、実際広告が聴かれているか、広告効果が全く計測できないことだそうです。
これは残念ですね。WEBコンテンツならば、ユーザーセグメント、視聴分数、視聴時間帯等が取得できるのが当たり前の時代、「多くのユーザーが使ってます!」だけでは広告が売れない。とのことです。また記事によるとサーバ維持費も年間数千万かかっていたようです。

ラジオ本体の聴取率集計も、残念ながら未だにモニター型調査なんですね・・・

有料配信ではマネタイズできす

TBSラジオは、らじこんという有料配信も試しています。


WMA形式かMP4形式で、1コンテンツ100円〜700円で販売していたようですが、2015年4月をもって終了しています。やはりラジオという無料メディアを、独自プラットホームで有料販売することはユーザーに受け入れられなかったようですね。

TBSラジオクラウドへの移行の狙いは?

配信はストリーミング形式(オフライン再生不可)で、最新エピソードは会員登録なしで聴く事が可能です。アーカイブを聴くにはは、生まれた年、性別、メールアドレスを登録し会員登録が必要です。
TBS側の狙いとしては

  • 性年代の分析が可能
  • メールアドレスを取得したので、メルマガでユーザーにプッシュが可能
  • 自社プラットホームのため、広告の聴取率が取得可能

が挙げられると思います。

マネタイズにプラットホーム選びは重要。けれどコンテンツ力はもっと重要

iPhoneで聴け、毎週最新エピソードが追加されるというポッドキャストというプラットホームの手軽さがあってこその人気だと思います。ラジオを聴くというスタイルが無くなりつつある今、人が集まりやすいプラットホームでコンテンツを展開することが、まずは重要です。しかし、ユーザーがコンテンツのファンになり聴く事を習慣化できるかどうかは、コンテンツ力が全てです。
オワコンと思われていたラジオが、radikoアプリを出す事で、月間利用者数1300万人、有料会員数15万人を抱えていることがラジオのコンテンツ力の高さを証明しているのではないでしょうか。

コンテンツにファンが付いていれば、スマホで聴けるという手軽なスタイルを維持できていれば、多少のめんどくささはありつつもTBSラジオクラウドにファンは付いて行きてくれるのではないかと思います。

せっかく移行したのだから、TBSラジオにはしっかりラジオクラウドをマネタイズして、ラジオ+αの音声コンテンツとして成功させて欲しいです。

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